一級建築士の空き家コラム

目視調査の限界

建物の健康管理というものは人の体と同じで普段からの気遣いが重要です。

建物の健康管理というものは人の体と同じで普段からの気遣いが重要です。住んでいる建物であればちょっとした異変にも早めに気づくことができるのですが、空き家ではそうはいきません。また、異変に気づいてもその原因は検査してみなければわからないこともあります。人であれば病院へ行ったりすることと同じです。また人には健康診断があります。普段は特に気になることがなくても、検査をしてみれば病気を早期発見することができます。

建物は数十年、長いものでは百年を超えるものもあります。建物も人の健康維持と同じように気にかけてあげる必要があります。

ソラ・シドでは空き家管理で異常がないか確認するだけでなく、建築の専門家による「健康診断」も行っています。早期発見が大事に至らずにすむことが建物にもよくあります。